子どもの個性を伸ばすには?

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子どもの個性を伸ばしたい!

と、子どもにかかわる人ならば一度は思った事があるのではないでしょうか。


頭ではそうしたいと思っていても、

実際に何をしていけば良いのかと言われると難しいですよね。


子どもの個性を伸ばすためにはどうしたら良いのでしょうか。


個性とは?

「個性的」というと、

絵が上手いとか

人前で積極的に話せるとか

明るくてポジティブとか…

わかりやすくて肯定的な特性があると

「個性があっていいね!」

と言われる事が多いと思います。



一方、比較的どれも平均的にこなす子や

情緒の上がり下がりもそこまで大きくない子

色んなものに興味を示すけどあまり持続しない子

といったタイプはそれを良い個性と汲み取ってもらえる事が少なく感じます。


ですが、子どもの笑顔1つとってもみんな笑い方が違うんですよね。

(きょうだいは笑い方似てます笑)


でも他人だとやはり全然違う。

目を細めて笑う子

肩をすくめる

口角をあげる子…


それ1つを見ても一人一人が個性的だと言えます。


塗り絵をすれば、

丁寧に枠に収めたい子もいるし

とにかく好きな色で塗りつぶしたい子もいるし

歌いながらルンルンで塗る子もいます。


これも一人一人個性的です。


能力や突出している事だけが個性なのではなく

その存在そのものが個性的だし、

する事全てにその子の個性が反映されていると感じます(*^^*)



◎個性を伸ばすには?

日々保育をしながら大切だと思う事は

一言で言うと「認めてあげる」事です。


ある幼稚園のクラス活動中

園庭でみんなでダンスをしていたのですが

みーーんな先生と一緒にダンスをしているのに、ある1人の男の子はダンスはせず

ひたすら園庭の木の根っこをダンスの曲に合わせて叩いてるんですね笑


しかも裏拍で wwwwwwww


すごい個性です。

でもここで

「みんなダンスしてるよ、楽しいから一緒にやろうよ!」

と言ってダンスを強制してしまったら。


この子がこの時感じていたトキメキは奪われてしまうかもしれません。


そして個性を伸ばすのではなく、

「活動」という枠に当てはめてしまう事になるかもしれません。

まずはその子の姿を認めてあげ、

一緒にそばでリズムをたたいたり

「素敵だね!」と褒めてあげたり

そのトキメキを共有する事で、子どもは自分に自信がつき、安心してもっと色んな事に挑戦しようとします。


そしてまた新たな個性を開発していきます。



◎大人も同じ

大人になると、色々な専門性や能力を身につける人がいる中で、自分の個性がわからなくなる事があります。


大人になる程「スペック」が個性と思ってしまうし、そういうのが何かしらないとと焦ってしまいますよね。


でもそれは1つの能力や特技。

個性はそういったものだけではありません。


自分が何かしらトキメクものがあると思います。

それだけでもそれはその人の個性です。


人と比べてどうとか、よく出来るから、上手いからとかではなく、

まずは自分の中に今あるものをちゃんと認めてあげる事が大切ではないでしょうか(^^)


子どもも大人も、自分の個性を見つけて輝かせる事ができる社会になったらと思いながら

日々保育にあたっています☆



まとめ

○個性は能力やスペックだけではなく、その子に内在しているものを見る

○個性を伸ばすには、その子の「トキメキ」を認めてあげる

大人も自分の中にあるものを認めよう(^^)


ここで書いている事が全て、正解、ではありませんが少しでも参考になりましたら幸いです♪



グリーンのかすみ草

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